

その後、秋らしい鱗雲から
その空の波が引き・・。
何もない青空からこんな空に。
今日は、そよそよと風が吹き、
本当に気持ちの良いお天気です。
そのせいか、これまで1度も見た
事のない蝶が、これ又気持良さそうに
あっちの花からこっちの花へと
舞っているのですが、
止まってくれません。

お知り合い? になるにはもう少し
時間がかかるのかも知れません。
“今夜、あたしは墓地への
道を辿りました。
『道を辿る』 という文句は
滑らかに思えるので、
出来るだけ使っております。”
【「アンの幸福」 最初の1年 6.】

私も辿るという言葉が大好きです。
そして、その言葉から
連想するものと言えば・・。
「辿り着く と全てが
まるで夢のようで
こみ上げる寂しさは
抑え切れない
何一つ出来ずに時は
過ぎて行くよ
苦笑い浮かべては
また歩き出す」

~何を隠そう、松山千春の
「あなただけの季節」 です。
少々、横路に逸れました。アラッ!? ここでも “みち” ですね。

昨日辿った道は、成熟した街ですが、それでも40年位でしょう。
当然、駅までの道の住宅とは趣が違います。
しかしながら、しんと静まり返っていて、どなたにも出会いません。
それでも庭木を切っている方に 2人程、出会いました。
いずれも高齢と見受けられます。そして公園。
ブランコや、鉄棒など備わっていますが、最近では使用された形跡すらありません。
ここでも、かつては笑い声や歓声が響いていたでしょうに。
あまりにも青い、美しい空が現実の侘しさを強調しているような気もして・・。
ちょっぴり感傷的な気分になりながら、散策です。
そうそう、鍵とカメラだけですので、こんなビーズのバッグをお供に。
野生化した・・何でしたっけ・・? (以前、空見さんにお聞きしたのに忘れてしまいました)
白い花の群生地にも出会ったものです。

切なく歌う彼の歌声が、やけに胸に響きました。