

昨夜は、真丸い月が宵の口は
オレンジに。(東の空)
ちょっとドキッ!
しかしながら休む頃には、
冴え々とした月が南の空に。
そして、この月は休みながら
眠る事の出来る最高の位置に
いたものです。なぜかホッ!
思いがけないプレゼント。
そうそう、その前には・・。
鱗雲の中を月が出たり入ったり・・。
この光景は少々、苦手です。何だか気味悪くて。
こんな風に昨夜は、お月様に一喜一憂していました。
でも、↓ 雲間のお月様は、こんなロマンティックな歌を詠んでいるのですね。
「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」 ~万葉集

今宵は、どんな姿を見せてくれるの
でしょう。
因みに今年の中秋の名月は、
10╱3(土) です。
お月様と言えば、
『アンの世界』 では、
エミリー ですね。
その前に。
日本でも、『花鳥風月』、『雪月花』 など、
自然を代表するものの一つとされ、
特に秋の月を賞美しています。
“・・・私は樅の小山を上り、
月光の中の霧と銀の野を
眺めた。
森の周りに沿った羊歯と柔らかい草の影は、
精霊の踊りのようだった。
遥か彼方の港には、太陽の沈んだ後の月光に照らされた
紫と琥珀色の空があった。
けれども私の後ろには闇があった――
それは清々しい樅の香りの満ちた、香気のある部屋のようで、
人はそこで夢見、幻を見る事の出来る暗闇であった。・・・”
【「エミリーはのぼる」 第25章】

香気溢れる夜の世界から
朝の世界へ。
朝と言えば、
もうお馴染みの朝顔。
今日はピンクが花盛り。
今の所、ピンクと青色が
交互に咲いています。
でも、やはり私は、
吸い込まれるように青色へ・・。
去年の種ですのに、
結構大輪で咲いてくれ、嬉しい限りです。
「月満ちれば則ち虧く」 ~「史記 蔡沢伝」
(何事も盛りに達すれば衰え始める)
朝顔も、ピークは過ぎたようですが、今年はいつまで楽しませてくれるのでしょう。