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染まった空で明けました。
シーンと静まり返った早朝。
自分だけの時間・・。
と、その時。
「ダ、ダ、ダ・・」 とバイクの音。
新聞配達です。
何だか素敵な時間を共有している
仲間・・といった気分です。
ただ、この時間では太陽は、
まだ山の向こうに隠れています。
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日の出はもうすぐでしょう。
この時間でも、太陽が燦々と
輝いていましたのは、
つい昨日のような気がしますのに・・。
それは黄昏の空も同じ事。
(右の写真・昨夕)
季節の移ろいを感じる瞬間です。
ただ気温の方は、
先日来からのような寒さは感じません。
動けば少々、暑ばむような・・。
それでも平年並みと言った所でしょうか。
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「崇拝者」 という言葉が、
実に良く出て来ます。
例えば、恋人を持つという事も、
崇拝者を持つと言うように。
この 「崇拝」 と言う言葉の
持つ意味。
広辞苑によりますと、
“崇(あが)め、敬う事” とあります。
今では、あまり頻繁に使われる
言葉ではありませんが、格調高い言葉ですね。
それと同時に私の大好きな言葉です。
“・・・あなたもご存知の通り、あたしは前から 樹木の崇拝者 です。
あたし達が、レドモンドの文科でテニソンの研究をしていた時、
あたしは、いつも可哀想なイノーニと共に悲しみ、
彼女の奪われた松の木を嘆いたものです。”
【「アンの幸福} 最初の1年】
今日は、アン も大好きな、この樹木に注目してみます。
ところで、「休」 という字は、人が木に寄り添っているものですね。
休みたい時など、戸外にいれば人は、自ずと木の下に行きますものね。
勿論、木陰を求める事もありますが、木の下はなぜかほっとします。
それだけ木と人間は、関係が深いものなのでしょう。
お釈迦様は菩提樹の下で悟りを開き、
ベートーヴェンは森の散歩で曲の構想をまとめたと言います。
自然の香り、特に樹木の香りは心身共に心地良く感じます。
それもその筈、樹木の香り成分は自律神経や脳の働きを活発にし、
精神の安定、充足、ストレスの解消に有効な働きがあるとされています。
その上、樹木からは 「森の精気」 とでも呼ぶべき、
「フィトンチッド」 を放出しているのだそうです。
フィトンチッドとは、天然の抗生物質であり、防衛バリアです。
それは現在では、「森のビタミン」 とも呼ばれているのだとか。
高温なほどその放出は活発で、日の出の頃と正午、又、
日当たりが良いほど多く放出されるそうです。
勿論、「森林浴」 などと称され、その効果のほどは周知の事ですね。
保養地として有名なドイツ、バーデン・バーデンは森林地形療法で有名ですし、
かつて結核療養所は、必ず松林の中に建てられました。
最後に。昔から樹木や木の葉がどのように使われていたか、
次に記して置きます。結構、馴染み深いものがあったりして驚きます。
☆ 「檜(ヒノキ)」 造りの風呂に入ると丈夫になる。 ☆ 「粽(チマキ)」 や 「笹団子」 は、味だけでなく、保存のための知恵。 ☆ 生魚や肉を食べる時には 、「山葵(ワサビ)」 や 「生姜(ショウガ)」、「山椒(サンショ)」 の葉などと一緒に食べる。 ☆ 大怪我や火傷(やけど)の患者の病室には、 「杉の葉」 を細かくして敷き詰めると良い。 ☆ 「松林」 の散歩は、喘息患者に良い。 ☆ 「楠(クスノキ)」 の持つ揮発成分(テンプル)は、 カンフル剤として使用される。 |