冒頭の写真は昨夕の空ですが、
今朝は、こんな空になりました。
(左の写真)
今、空が面白くてたまりません。
何かにつけ、空を見上げている私が
います。今は、とても優しくて。
何もない青空、(今日の空)
ポカン、ポカンと気持ち良さそうに
一つ、二つ、浮いている白い雲が
あるかと思えば、一面の鱗雲と・・。
おまけに朝、昼、夕と、
様々な顔を見せてもくれます。
“・・・ 9月の夕暮れ で、森の隙間という隙間、
空地という空地には真紅の夕日の光が溢れていた。
小径もあちこち夕映えに輝いていたが、
楓の下陰は暗くなっており、樅の下には葡萄酒のような、
澄んだ紫色の夕闇が立ち込めていた。
風は梢を渡っていたが、夕方、樅の木の間で奏でる風の
音楽ほど美しいものはこの世にない。”
【「赤毛のアン」 第29章】
さて、冒頭の写真。
昨夕も南の空は仄かにピンクに。
そして西の空は真っ赤・・。
我家のベランダからは、
家々の屋根が邪魔になって、
西の空の写真は撮れません。
いつもは想像だけで、
満足するのですが、
昨夕は “すわ・・” とばかり
外に走りました。
と言っても、僅か100メートル位
ですけれど。小高い丘の上に。
そこには違った世界がありました。
見惚(と)れる事、数分。
真っ赤からオレンジ、そしてピンク、
紫色。刹那の時。
そんな世界とは僅か数分で
おさらばしましたが、
ちょっとした感動を味わいました。
その空は、あっけない程
終りが早かったものです。
でも、まだまだ辺りは真暗には
なりません。そう、薄暮の時。
左の写真は、
その丘から撮った、我街です。