【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋風に揺れるレースの華

2009-09-27 16:43:16 | 私の手作り夢時間


   起床時の空は今日も雲一つなく、晴れ渡っていました。
  と言っても今朝は、いつもとは違って相当遅い朝でしたが・・。

   このお天気も、そろそろ下り坂とか。
  ついさっきまで晴れ渡っていましたが、今は真珠色の空に。
  口癖の感のある、この真珠色の空・・という表現も随分、久し振りのような気がします。
  
   こちらは今日も残暑。風はそよ吹いていますが、蒸し暑さに変わりありません。
  晴れのお天気は、とても有り難いのですが、今年は本当に雨が少ない気がします。
  このままでは水不足も心配ですね。

     

     さて、トールペイントの方は、ちょっとお休みして。
    最後、数段残して長いこと放置していました、
    レース編み(テーブルクロス)が、やっと完成しました。

     一体、編み始めたのはいつ・・? なんて思いましたら・・。
    何とまだ 【春、浅かりし頃】。(3月)

     結構、いい加減な私の事ですから、それから又気分が変わり、
    太い糸で編み直しました。(最初は白の40番)
    
     レースは本当は、細い糸で編んだ方が綺麗です。(最低でも40番)
    ただ、何分にも最近は根気が続きません。

     そうこうしているうちに、太いスウェーデン製の糸が、ひょっこり出て来て・・。
    このバニラ色の色も、大層気に入りました。
    
     これ幸い・・と、その糸に変えたという訳です。この太さでしたら、ス~イスイ。
    あれよあれよと言う間に、直径 150Cm のテーブルクロスが出来上がりました。
    
     細い糸で編んだ、繊細な美しさはありませんが、
    それでも布と合わせますと、ましになりますね。
    
     太くて縄のようでも、1針、1針、心を込めて編み上げたという達成感は消えません。
    そのクロスを広げる時・・同時に幸せ感も広がります。

     “・・・若い月はだんだんに老いて来たが、
    まだ夏の気分が漂っている秋で、集りの日は10月というよりも
    6月のようであった。・・・ 略 ・・・
     
     押し潰されるほどの台所の用事にもめげず、
    スーザンは気取った歩きようをしながら婦人たちを客間に案内した。
    誰一人、100番の糸 で編んだ 5インチもの幅の、
    クローセ編みレースを飾りに付けたエプロンを持っている者は
    いないと思うと、良い心持だった。・・・”

                                          【「炉辺荘のアン」 第34章】

     後、数日で 9月も終わり。
    若い月は、確実に老いて来ましたが、
    レースは、いつだって春の気分にさせてくれます。