起床時の空は今日も雲一つなく、晴れ渡っていました。
と言っても今朝は、いつもとは違って相当遅い朝でしたが・・。
このお天気も、そろそろ下り坂とか。
ついさっきまで晴れ渡っていましたが、今は真珠色の空に。
口癖の感のある、この真珠色の空・・という表現も随分、久し振りのような気がします。
こちらは今日も残暑。風はそよ吹いていますが、蒸し暑さに変わりありません。
晴れのお天気は、とても有り難いのですが、今年は本当に雨が少ない気がします。
このままでは水不足も心配ですね。
さて、トールペイントの方は、ちょっとお休みして。
最後、数段残して長いこと放置していました、
レース編み(テーブルクロス)が、やっと完成しました。
一体、編み始めたのはいつ・・? なんて思いましたら・・。
何とまだ 【春、浅かりし頃】。(3月)
結構、いい加減な私の事ですから、それから又気分が変わり、
太い糸で編み直しました。(最初は白の40番)
レースは本当は、細い糸で編んだ方が綺麗です。(最低でも40番)
ただ、何分にも最近は根気が続きません。
そうこうしているうちに、太いスウェーデン製の糸が、ひょっこり出て来て・・。
このバニラ色の色も、大層気に入りました。
これ幸い・・と、その糸に変えたという訳です。この太さでしたら、ス~イスイ。
あれよあれよと言う間に、直径 150Cm のテーブルクロスが出来上がりました。
細い糸で編んだ、繊細な美しさはありませんが、
それでも布と合わせますと、ましになりますね。
太くて縄のようでも、1針、1針、心を込めて編み上げたという達成感は消えません。
そのクロスを広げる時・・同時に幸せ感も広がります。
“・・・若い月はだんだんに老いて来たが、
まだ夏の気分が漂っている秋で、集りの日は10月というよりも
6月のようであった。・・・ 略 ・・・
押し潰されるほどの台所の用事にもめげず、
スーザンは気取った歩きようをしながら婦人たちを客間に案内した。
誰一人、100番の糸 で編んだ 5インチもの幅の、
クローセ編みレースを飾りに付けたエプロンを持っている者は
いないと思うと、良い心持だった。・・・”
【「炉辺荘のアン」 第34章】
後、数日で 9月も終わり。
若い月は、確実に老いて来ましたが、
レースは、いつだって春の気分にさせてくれます。