【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

開幕ベルを待つ花

2010-03-03 16:22:16 | 四季のスケッチ


   起床時こそ雲に覆われていましたが、
  久し振りに晴れ間の多い空になりました。

   従って気温も上昇。
  春らしい陽気になりました。
  そして今日は桃の節句、雛祭り。
  
   “明かりをつけましょ、ぼんぼりに
       お花をあげましょ桃の花・・~♪”
  
   何となく気分も華やぐ気がして、つい口ずさんでしまいますね。
  雪洞と書いて 「ぼんぼり」。この漢字からも想像出来ますものね。
  
   元々の雪洞(せっとう)は、茶席に客人がいない時、
  炭を長持ちさせるために炉にかぶせた覆いの事だと言います。

   白い紙で作り、くりぬいた窓を開けて置いたので雪の洞穴に見立てたのでしょう。
  でも、この 「雪洞(ぼんぼり)」。

   ぼんやりとか仄かという意味だそうですが、何と柔らかな語感で素敵な言葉なのでしょう。
  「雪洞(ぼんぼり)」、「霞み」、「朧(おぼろ)月」・・。
  
   秋の、空気も景色も・・鮮やかさの対極に成すもの・・。
  まさに春の風情なのですね。





   さて、冒頭の写真。
  一足先に一輪だけ開花したラベンダーは今も咲いていますが、
  ここに来て、その他のラベンダー達も花芽を付けて来ました。
  
   心なしか先のラベンダーも嬉しそうです。
  とりわけ背丈も高いこのラベンダー、母親のようにも思えて来たり・・。

   春になり芽を膨らませ、開花を今か今かと待っているこれらの花達。
  “どんな衣装をまとって咲くのかしら・・?”
  様々な想像も、芽と同様に膨らみ、何だかとても愛しい気がします。

   そして「匂いすみれ(ニオイスミレ)」。
  先日も写真をアップしましたが、青いすみれに続いて白いすみれも・・。
  もう何度も申していますが、このすみれだけは殊の外、嬉しくて。

   「先生が何か仰る時、すみれ の匂いがするわ」
                                       【「アンの幸福」 最初の1年8.】