【ナズナ】
“今日からは暖かくなる・・”
そんな天気予報を
耳にしたせいでしょうか。
起床時は暖かく感じたものです。
昨日とほぼ同じ気温(13度)
ですのに。
おまけに風花も、ちらちら・・。
尤も、すぐやみましたけれど。
しかしながら空は、既に春の空。
一面に霞みがかかり、
ほんのり桜色の空になりました。
(写真は白く、ぼ~っと霞んだ空が写っているだけですので止しました)
さて、久し振りに 「室内と戸外の優劣」。
今日のような天気の日には迷います。
明日は、もっと暖かくなる・・出掛けるのは今日にしようか、
明日にしようか・・。~なんて。
「今日の午後こそは楽々と何にもしないで暮らせるのよ、
ジェムシーナ伯母さん。
暖炉の火が気持ち良く燃え、
美味しい冬林檎がお皿に一杯あって、・・・略・・・
ここで過ごしましょうか?
それとも灰色の森と、港の岩に打ち寄せる灰色の水が
呼んでいる公園へ行きましょうか?」
【「アンの愛情」 第25章】
【仏の座】
我家には残念ながら、
ジェムシーナ伯母さんはいませんが
渋々ながら? 出掛けて来ました。
ついこの間まで冬枯れで、
色彩のない世界でしたのに。
ここにも、あそこにも・・ほら、
小さな植物が顔を覗かせています。
何だか楽しくなりますね。
白い可憐な 「ナズナ」 に、
ピンクの 「仏の座」。
田圃の畦道にひっそり咲いていました。
「ナズナ」 は、その実が小さな三味線の撥(ばち)に似ているので、
「ペンペン草」 とも呼ばれていますね。春の七草の一つです。
「ナズナ」 という名前は、撫菜(なでな)、つまり可愛がって撫でる、
愛(め)ずる菜から来ているとも言われています。
そして早くも 「蓮華の花」 が咲いていました。
「古畑や薺摘み行く男ども」 ~ 松尾芭蕉
【蓮華草】