【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

青春の庭

2010-03-16 17:00:00 | 香る庭の花綴り

【「チオノドクサ」(雪の栄光)】







     昨日、夕方から降り出した雨は、朝には上がりました。
    でも、どんよりした空は、いつ降り出してもおかしくないような・・。
    起床時の気温は17度。本当に暖かい朝ですね。

     雨の宝石をまとった庭の花々たちは、
    「世界はお顔を綺麗に洗ったわね」

   今日の午前中は、この ダイ の言葉が、ピッタリの様相です。そして周りの景色も・・。
    次のように見えない事もありません。目を細めれば・・。

   



   “・・・ 略 ・・・近くの、小川の流れている谷間には、
  雨で暗緑色となったエゾマツの若木が一面に茂っていた。
  その上を灰色の雲が重く垂れ込めている。
  一瞬、魔法のように西の雲間から日光が射し出た。
  たちまち丘のクローバー畑は鮮やかな緑色で燃え上がり、
  三角形の海はすみれ色に光った。
  古い家はエメラルドの丘を背に白大理石のように輝き、
  その上や周りの空はインクを流した如く黒かった。・・・ ”

                               【「エミリーはのぼる」 第13章】 





【「チオノドクサ」(雪の栄光)】



   さて、こちらの写真。↑
  昨日、紫色の花芽を確認した、
  「チオノドクサ(雪の栄光)」 が、
  おずおずと? 顔を覗かせました。

   我家にとっては、
  今年初めてお目見えした花。

   その様子は何だかチラッ、チラッと
  こちらを伺っているようにも見え・・。
  そんな仕草が大層、愛らしい花です。

   朝は、蕾が勝って少しだけでしたが、(冒頭の写真)
  先程見ましたら、完全に開花。星型の小さな花です。

   ところでこの花、英名は 「雪の栄光」 ですものね。
  訳が分からない、舌を噛みそうなカタカナ名より、
  私は迷わずこちらを選びます。

   水仙は別にして我家の庭は、今、漸く芽吹いたばかり。
  まだまだ 「青春の庭」 です。季節も3月。
  若い季節ですものね。   

   そうそう、水仙。植えた覚えのないものばかりです。
  ですから、あっちに1輪、こっちに1輪・・。
  今日は、こんな花びらの水仙が・・。

   風が・・小鳥が・・。
  どこからか運んで来てくれたのでしょう。

   風が吹けば、どこかで花を咲かせている・・。
  そんな風に思うって、素敵ですね。