起床時は、ほんのり桜色・・ならいいのですが、
白く濁った桜色・・?
多分、黄砂の影響なのでしょうね。
青空が望めた昨日の空でさえ、黄砂が確認されたとの事ですから。
この黄砂、ここ何年か頻繁になって来たような気がします。
明らかにこの季節特有の春霞とは違いますもの。
でも、日中は淡い水色の空が望めてほっとしています。
何だか私、毎年この時期、「知恵子抄」 状態になっています。
【開花した「ヒヤシンス」】
「私は、水仙 はあまり好きではありませんね。
これ見よがしの花じゃありませんか」
【「炉辺荘のアン」 第14章】
この時間(17時現在)は又々、曇り空ですが、午前中はいいお天気。
そんな日溜りの中、たまたま玄関先で、アン好きの友人とバッタリ。
「匂い菫が咲いたのよ」 「あらっ、そう・・」
「もっともっと咲いたら、菫香茶(めぐみさん命名)を入れるから、
その時はいらしてね」 ~なんて、しばしの立ち話。
そこに通りがかった、ご近所の方も話の輪に・・。
「あら、私も植えていたわよ。でも種がこぼれ、増えに増えて・・。
どう仕様もないから、全部抜いてしまったわ」 「・・・・・」
匂い菫が、そんなに増えるものだという事を
初めて知りました。
嬉しい悲鳴こそ上げるでしょうが、抜くなんて考えた事もありません。
それどころか庭中、青い菫・・なんて、まるで夢のようですもの。でも・・。
前述の マライアおばさん だってそうですし・・
それにしても水仙が、“これ見よがしの花” って、笑ってしまいますね。
(尤も、彼女だから仕方ないという所もあったのですが)
あの アン だって百日草が嫌いですものね。
お花なら、誰だって好き・・と頭から思い込む事は、
止(よ)した方がいいのかも知れません。
広い世間ですもの、中には薔薇だって嫌いな方が、
いらっしゃるかも知れませんものね。
ともあれ、去年までは香りのない、
ヴィオラで代用していた、【菫香茶】 が頂ける・・。
それだけでも、ワクワクします。薄荷グリーンの美しいお茶。
もっともっと増えて・・と願っている私です。