
スキー場でひらめき、
帰り際、温泉に浸かりながら考えた。
2時間ドラマのストーリー…。
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『スキー場ロッジ殺人事件』
P警部: どうやら犯人は昨日のスキー客の中にいるらしい…
S刑事: ですが、凶器が見つかっていませんね
P警部: うむ…
S刑事: 鋭利な刃物でひと突き、しかも傷口は、思いのほか深い…
いったい何を使ったのでしょうか?
P警部: そのことだが… アレを見たまえ!
S刑事: ああ〜っ⁉️

S刑事: まるで、牙か何かのような氷柱ですね!
P警部: うむ、50cmはありそうだな…
S刑事: これで刺されたら、確かに深い傷が残りますね
P警部: Sも見たと思うが、害者の傷口の周りが濡れていたよな?
S刑事: はい、最初は何かをこぼしたのかと思ったのですが…溶けた、ってことですか?
P警部: うむ、その可能性がある…ということだ
S刑事: しかし、あれを折ってとなると相当背の高い人間でないとムリでしょう?
P警部: 君は、何センチだ?
S刑事: 175ですが…
P警部: 届くかな?
S刑事: 先までは、届きますが、根元までとなると脚立が必要ですね
P警部: そうか…脚立だな…
P警部は考え込む…そして、ハッとしたような顔でS刑事を見た
(続く…)
