庭先の紫陽花に人差し指の先ほどの小さなカタツムリを見つけました。
間もなく梅雨ですね…。
新作のゴーストバスターズが、この夏に公開されるそうですが、
youtubeでの予告編の評判がイマイチ?なのだとか…。
先ほど、観ましたが
う…む、確かにあまり観たいという気がしませんでした。
単なるドタバタ劇という印象かなぁ…。
私は、どちらかといえば
『ゴースト~ニューヨークの幻』とか
『クリスマス・キャロル』とか
『キャスパー』とか…
ちょっぴり哀しい物語が好きです。
同じゴーストでも、
西洋のと比べると日本のは湿っぽい印象ですが
今、読んでいる阿刀田高さんの著書で
『死んだ人の割合からすると幽霊の数が少ないのは、
あの世で幽霊になるための難しい試験があるからではないか…』
という行がありまして、
それに、甚く共感を覚えるのであります。
なぜ、実母は幽霊になって出てくれないのか
それは、阿刀田高さんの言うところの資格がなかったのではないか…と。
幽霊になるための資格ですが
まず、現世に「念」を残しておかなければ、
なりません。
ペーパー試験が一次で二次試験は実技でしょう。
実技のプレゼンでは、
自分がいかに、現世に思いを残してきたかを
熱っぽく語る事が要求されます。
「怨念」でも「執念」でも「情念」でも
なるべく具体的に語る事が必要でしょう。
審査員は、きっと日本の場合は…
『四谷怪談のお岩さん』
『番町皿屋敷のお菊さん』
『牡丹灯籠のお露さん』
あたりの、古典派の有名どころでしょう。
彼女たちの「念」の強さは特別ですものね。
実技試験ですが、
まず、見た目の印象度
①「外見と表情」が大切です。
これは、お岩さんの瘤をつけて実演することになるでしょう。
哀しみを訴えるような、あの上目遣いの表情も採点のポイントになります。
そして
②「声と話し方」
お菊さんに至っては、
いちま~い、にま~い…さんま~い…と
皿の数を、恨めしそうに数える「表現力」を試す実演試験もあるかと思われます。
それと、
③「内容」ですが
お露さんのような殿方を惑わず、色っぽさなども必要とされるのかもしれません。
そろそろ、まとめますが
幽霊になるための試験にも、
第一印象が大切です。
①外見・表情 55%、
②声・話し方38%、
③内容7%
メラビアンの法則が基本なのは、現世と同じというわけですね。
ハードル高そうですが、私も来世に行った際には一度、オーディションに
挑戦してみたいと思っています。
では、私めが「女の情念」を歌ったオリジナル曲をどうぞ…
清水由美 👻
il mio amore