朝、息子の中学の体育祭。雨のおかげで中止になるかと思ったら、1時間遅れで開始。午前中の競技が二つ午後にまわり、午後からリハに出かける私にはあいにくの、恨めしい雨でした。
午後でかけたのは、たそがれコンサートのためです。寝屋川市立第三中学校のプレ50周年記念コンサートです。収益の一部はブラスバンド部の楽器購入に充てられます。
和太鼓歌舞サークル「どっこい」の演奏、三中50年の歩みプロジェクター上映、私とSさんのフルートとピアノ演奏、そして、三中ブラス部による演奏。約400人のOB、現役のブラス部、保護者の方々があつまりました。
私は三中OBではないですが、生徒のEさんからご紹介いただきました。中秋の名月の今日、中庭で月を見ながらのコンサートを企画されましたが、雨のことや、ピアノのことを考えて体育館でコンサートをした後、月を見ながら中庭でお茶を頂くということになりました。
暗いですが、これがその中庭。打合せの時に伺ったら、三中創立して間も無い時に生徒さんたちに公募を行い、優秀作品を庭にされたそうです。思い入れのある庭だけに、学校全体に潤いと憩いを与えているような暖かい場所です。
リハでピアノを叩いてびっくり。おそらく、50年一度も交換されたことの無いピアノ。しかも、式典用であまり弾かれていない。伺えば、鍵盤が欠けていて、今年、欠けたところを入れ替えたそうです。
象牙の鍵盤がアイボリー、新しく入れた鍵盤がオフホワイト。まだら模様のピアノは初めて見ました。7月に調律をされたということでしたが…絶句。子ども達のため予算はかけられないし、ここまできたらやるしかない。
モーツアルトの弦楽四重奏、k285D-dur一楽章
ゴーベールのマドリガル
ボルンのカルメン幻想曲
野田さん編曲の夕焼け小焼け
30分の演奏時間、小さな子ども連れの方もいたので、飽きるかと思いましたが、ホントに静かに聴いていただいて、本当にありがたかった。
和太鼓の演奏も素晴らしかったし、中学生のブラス、和太鼓に混じっての演奏も楽しかった。学生時代に戻ったような、気がしてわくわくしました。
終演後、中庭でも何度も、帰りの車でも呼び止められて、「よかったです。」といわれたのは、驚きで、どんな苦境でもピアニストと心を一つにして、乗り切れる自信がでてきました。
この場を協力して作った、OB会のみなさん、学校の先生方、太鼓サークルの方々、ブラスバンド部のこどもたち。蝶ネクタイの正装で司会してくださった先生参加してくださったみなさん、Sさんそして自分にも本当に感謝です。
音楽を楽しむ幸せを共有できた一夜でした。