音楽の喜び フルートとともに

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家族布置

2009-10-01 23:43:18 | 子ども

今日は、CAPの練習。
夏に新しいメンバーが3人増えて、そのうちの一人を含めた4人で練習。
相手を替えて同じロールプレイをすると、思っても見ないことがいろいろ起こります。

例えば、私は女姉妹の上の子。家族の中に男性は父だけ。
父はいつも私と力の差があり、男性は常に私より強い人。女性は母と妹。母は力があるけれど、父ほどではなく、妹は私の同僚でもあるけれど、幼いときの私は3歳下の妹より何でも先んじて出来ていたはずです。幼い頃の力の差は歴然としていました。

今日練習すると、私が暴力の加害者役を、父の延長である男性に加害するのは難しいのに、姉妹の妹の人に、被害者役をしてもらうと、向き合って立っただけでその構図ができます。
ところが、その男性が、この妹を相手に加害する役をすると、逆になかなかできない。聴いてみると母親が姉妹の妹だったそうです。

子どものときの家族関係が今の人間関係を築くための基礎になっていることが、強く実感できる今日の練習でした。
そして、意識できることなど、本当にほんの少しなのだと思いました。

何度も同じ役を交代でやってみて、相手によって自分が変化してしまうという事実を認め、私は妹に加害するとおもって男性に向き合うと、ちょっとうまくいきだしたした。
男性の方は、「境界線を引く」と意識しながら加害すると、やはりうまくいきました。
本当に興味深い。自分に見えていない自分が仲間と練習することによって、少し明らかになったような気がした今日の練習でした。