今日は寒かったけれど、朝顔はまだ元気。
「音楽であそぼう!」10月。お久しぶりです。
「この曲は何の曲?」フルートとピアノで「あかとんぼ」を演奏しました。
「わかった人?」
「知らない。」
「赤とんぼって知らない?」
「うん。」
「1年生は知らないかも。えっ。5年生になっても習わないの?」
「うん。」
「そうなんだ。」
「秋って聞いたら何を思い出す?」
「食べるものは?」
梨、くり、さんま、なす、りんご、きのこ
「山は?」
紅葉、もみじ
「行事は?」
お祭り、〇〇祭(学校のお祭り)、運動会
「夜になったら聞こえてくるのは?」
こおろぎ、すずむし、まつむし、きりぎりす
「というわけで、今日は、虫の声をベルでやります。」
虫の声の曲も歌もみんな知っています。よかった。
みんなで歌って、それから、虫の声に出てくる虫の写真を見てもらいました。男の子は熱心に見ていたけれど、「虫嫌い。虫なんか見たくない。」と女の子は部屋の隅に行ってしまいました。
無理強いをしないのが「音楽であそぼう」
次にどのベルを誰がするのか、決めてもらいます。今日は一年生の女の子がやりたいベルをとり、年上の子ども達が譲ってくれました。
今日の子ども達は、真剣そのもの。疲れないかとこちらが心配になるくらい。「次にうつろうか?」といっても、何度も何度も出来るまで繰り返し、最後には完璧な虫の声ができました。
後は、音楽室の好きな楽器を使って、虫の声を合奏します。
今日は、リコーダー、木琴、ビブラホーンなど、音階がある楽器を選びました。
「練習時間10分」を、私達が何もしなくても、どんどん練習してくれました。
「時間になったから、合奏しましょう。」と言うと
「待って、もうちょっと練習したい。」今日の子ども達は、本当に練習熱心です。
「わかった。じゃあ、あと2分ね。」
時間、目一杯まで練習した後、合奏しました。もちろん、上出来。
「『音楽で遊ぼう』の時間は後、3分だけど、楽器を変えてやってみる?」というと、「うん。」
と走って、楽器を変えてまた演奏。木琴の人が鉄琴に移ったりだけれど、子どもって枠がわかっていれば、限られた中で、最高のものを出してくれます。
信じられますか?
1年から5年まで、3分で全員楽器を変えて、ちゃんと2回合奏してくれました。今日来た子達は、音楽教室とか、ピアノとか別に行ってない子ども達です。
これだから、やめられない。子ども達は人間の無限の可能性を信じさせてくれます。