今日はエリカ シュトローブル先生のレッスンでした。
守口駅でギターの市川さんと待ち合わせ。
車で先生のところまで連れて行ってくれました。
この写真はエリカ先生の部屋に貼ってあります。
素敵です。
「ジュリアーニ、ごめんなさい。今回はちょっと大変でしたね。」
と、迎えて下さいました。
デュオ コンチェルタント25番は全部やったら30分以上かかる大作です。
今回は4楽章のRondoだけですが、大曲の終わりにふさわしく華やかで、ヴィルトーゾチック。
原曲はヴァイオリンなので、フレーズが長くて息をとるところが少なく、 下の Gから 上の E まで フルートの音域外の音まで出てきます。
そして重音のピチカート問題。
どうするか?エリカ先生と相談して重音は下のAですが、上にオクターブ上げて単音で、ピアニッシモで吹くことにしました。
ジュリアーニといえば、ウィーンにいて、ベートーベンやモーツァルトの影響を受けたロマン派よりの古典というイメージで作っていきましたが、
エリカ先生、初めのギターの刻みで両手を上げてスナッピングしながら踊り出しました。
「 ジュリアーニは ウィーンに住んでいました ウィーンで流行っていたハンガリーの音楽。 踊りの音楽です。それも 男の踊りです。」
なるほど‼️
そう聞くだけで、ギターの刻みが全然違って聞こえてきます。
軽快さの中にも、力強さ、哀愁を感じるのはハンガリーの影響だったのです。
ジュリアーニのいたウィーンはボヘミア、ハンガリーを含む大帝国の首都でした。
オーストリア出身のエリカ先生は、そういうことが感覚でピンと来るように思います。
お部屋にこんなものが貼ってありました。
細かくてよくみえないかもしれませんが、ヨーロッパの音楽家の樹像図です。これを見ると同時代にどの作曲家が活躍していたのかが一目でわかります。
急に 視界が開けたような気がしました。
これだから音楽おもしろい!
5/12(日)
西宮ギター発表会
夙川公民館ホール
11:00開演