土曜日夜は伊藤公一先生のリサイタルでした。

1859年 のスタンウェイ。


終演後のドリンクも上々でした😉👍
西宮での打ち上げを途中退席。
阪急京都線に十三で乗り換え、烏丸駅で地下鉄に乗って丸太町へ、カフェ モンタージュ。
15分前に着きましたが、ほとんど満席。
オーナーさんによる調律の真っ最中。
出来るだけいい状態で聞いてもらいたいという気迫が伝わってきます。
お客さまも続々いらして満席、席を増やしていました。

1859年 のスタンウェイ。
今回のプログラムは、フレンチスクール。
パリ音楽院のフルート課は1795年に設立。
フルートをシステマティックに教えることを世界ではじめて取り組みました。
次に設立されたドイツと50年ほどの差があります。
1865年にはベーム式フルートを採用し、アルテス、タファネル、ゴーベールなどにより新しい教授法が開発され、今日に続く多くの優秀なフルーティストを育てました。
そのフレンチスクール、フランス語でエコールというのが今回のコンサートのテーマです。
エコールの中でも、女性作曲家を集めたコンサートは本邦初ではないでしょうか?
リリ ブーランジェ(1893-1918)は、1913年 女性で初めてローマ大賞を受賞した人です。
たくさんの作曲家を指導した
ナディアは彼女の姉です。
リリはナディアに作曲の手ほどきを受けたと言われています。
フルートソナタを残しています。
メル ボニ(1858-1937)
英語で読みでメラニーボニス と言われることも多いです。
女性名で作曲すると抵抗があったためにその名を名乗ったとも言われています。
実際、両親は音楽院卒業間じかに結婚のために実家に連れ戻しています。
セシル シャミナーデ(1857-1944)
ビゼーに認められて「小さなモーツァルト」と呼ばれた彼女も音楽院には正式に入学を 認められず個人教授で ゴダールやル クーエに学びました。
父親は彼女の音楽学習を容認しようとしなかったそうです。
しかし徐々に認められてトマに「 作曲する女性というより女性の作曲家と言うべきだ」と評価されるようになりました。
コンチェルティーノとエアードゥ バレ、アンコールにピアノ原曲の秋を演奏されました。
シャミナーデ以外は、あまり演奏されない曲です。

77歳を超えて、新しい曲、余人が到達できない、ますます高いレベルの演奏をされる先生には、もう舌を巻くしかありません。
本当に凄かった‼️

終演後のドリンクも上々でした😉👍