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亜麻色

2009-02-24 20:21:09 | 名曲
今日は、雨が降ったり止んだり。運動場は水溜りがいっぱいで、やっぱり出られませんでした。

亜麻色の髪の乙女の、亜麻色ってどんな色でしょうか?
亜麻というのは、植物のアマのことだそうです。茎はリンネルという繊維です。麻と間違えられることがありますが、それよりも柔らかく強い繊維だそうです。
亜麻色は辞書で調べると「黄色がかった茶色」とあります。リンネル繊維の色見本はhttp://www.colordic.org/colorsample/2187.html
肌色っぽくって、どうも、髪の毛の色のようには見えません。

花は青で、論外です。

それでは実は?
中学生の頃、油絵を描く大きなキャンバスを作るのにベニヤ板に、亜麻仁油と、ワニスを混ぜて塗ったのを思い出しました。亜麻仁油というのは、古くから家具に塗ったり、油彩の下に塗ったりしていたそうです。
この亜麻仁油は、亜麻の実をつぶして濾して取った油で、濃い茶色。そのままだと、こげ茶色、キャンパスに伸ばすと、黄色というより、緑がかっていて、薄茶緑。

西洋文化圏で近代、食用の亜麻仁油は薬として結構身近につかわれていたそうです。確か、赤毛のアンが、風邪を引いたときにスプーンでひとさじマリラ飲まされていたような気がします。ドビュッシーもしょっちゅう飲んでいたのかもしれません。

そう思うと、亜麻色はブロンドではなく、ブルネット茶色が近いのではないかと思います。

いろいろ思いをはせて、曲のイメージを膨らませるのも楽しいですね。私は、膨らませすぎて、亜麻仁油とワニスのものすごいが匂いが、演奏する時、思い浮かんできそうですが




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