音楽の喜び フルートとともに

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鯉、猫、鹿

2025-01-06 21:03:00 | バロック
連休最終日。さすがに家で静かにしていました。
近所に買物には行きましたが、
ハープやフルートを練習しながら、
お正月に出会った生物たちを思い出していました。
観音寺の鯉。





美しい生物です。

浄瑠璃寺の猫さんたち



それから
奈良の鹿さんたち















ウィリアム・ロウズ(1602-1645年]
チェスター近郊ロウトン・ヒース生まれ、


は、作曲家・宮廷楽師。
王党派として清教徒軍と戦い、戦死した。
ソールズベリー大聖堂

の聖歌助手トマス・ローズの次男。
長男ヘンリーも作曲家。

ハートフォード伯エドワード・セイマー(1539-1621年)

の庇護を得て、作曲家ジョン・コプラリオ( 1570年ごろ - 1626年)に師事。

おそらくこのことから、早くから皇太子チャールズと接触する機会を持つ。皇太子がチャールズ1世(1600-1649年)


として即位すると、兄ヘンリーとともに宮廷楽団に採用されます。
1635年には、リュート奏者および声楽家の一人として常勤音楽家に任命されますが、それ以前から宮廷音楽の作曲を手懸けていました。

成人してから全ての日々を、宮廷における任務に捧げ、世俗音楽やマスクのための歌曲を作曲し(間違いなくその上演に加わり)、またチャールズ1世の礼拝堂のためにアンセム(教会の聖歌、交唱賛美歌)やモテット(ミサ曲以外の宗教歌曲)を作曲しました。

現在ローズは、3人から6人までの奏者によって演奏されるガンバ・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバの入った合奏)のための精巧なセット(組曲)によって名を残しています。

対位法やフーガの利用に加えて、牧歌的な主題に風変わりで辛辣な主題をつぎはぎする傾向があります。

ローズのコンソート組曲は、イギリスの古楽器アンサンブルを中心に再評価され、近年になって演奏・録音されるようになりました。

チャールズ1世と議会との不和からイングランド内戦が勃発すると、ローズは王党派(王制を支持する政治党派)の軍勢に加わり、近衛兵に任命されました。

これは、ローズが危険に身を晒さぬことを望まれているということでした。にもかかわらず、議会派による王党派の大虐殺の際にローズは「ふと撃ち殺されました」。

ローズの墓碑銘の最後のくだりは、彼が王権神授説の否定派の手にかかって死んだという事実をほのめかしています。

Will. Lawes was slain by such whose wills were laws.
ウィル・ローズは倒される、意志(ウィル)こそが法(ロー)だとする者たちによって。

「猫」
他の生き物と同じように、猫も威張ったり、愛を交わしたりすることがあります。

そして、暗くて寒い夜には、
これらのジェフリー・ライオンズ(リチャード1世は獅子心王と呼ばれていたことから隠喩)は戦いに使用します。
それから彼らは「ニャー」「ニャー」と鳴きます。

しかし、最も残酷な戦いは、最近テンプルバー(メアリー1世とスペインフェリペ2世の結婚した場所)で行われました。
そこの家々のタイルの上に。
ボロ・サー・ボア・キャットがこう誓うのを聞いた場所。

「私の娘に求愛する奴隷は死ぬでしょう。」

シャープ・ネイル卿(鋭い爪卿)が嘘をついた相手。
それから彼らは「ニャー」「ニャー」と鳴きます。 

それで彼らは二人とも密かに参加したのですが、
「あなたのコートと私のコートは誰が着ますか?」
「あなたと私」こうして彼らは「ニャー」と鳴きます、
それでも彼らは「ニャー」と鳴きます。