音楽の喜び フルートとともに

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梅田レッスン

2011-05-26 20:21:44 | レクチャー、マスタークラス

バラは人類で一番愛されている花ではないかと思います。たくさんの品種があり、今も生み出し続けられています。これはつるバラで、カクテルと言います。近所の家の壁を毎年飾ってくれます。いつも楽しみに待っています。

昨日のレッスンはバッハの無伴奏ソナタA-moll。
第2楽章をざっと演奏したら、「初めの音をふいてごらん。」
4分の3拍子の3拍目の裏、8分音符のEから、始まります。
「こういうふうに」〇E〇E〇E〇E〇E・・・。
吹いていると、「初めの音だよ、元気に、前に行く。」
「お腹を使って、5分は吹いてご覧。」
「ああ、しんど。ってきこえてくるよ。最後まで元気に。吹きながら、ワンパターンではなくて、舌の位置とか工夫して。一音ずつ息をとって。」

「毎日5分はこういう練習をして。」

他にも「舌を使わずに、お腹で切って、この楽章を初めから吹いて、最後まで言ったらもう一度。できるだけ何度も、するんだよ。」

「音をもっと良く聞いて、スケールをもっと練習して。」

「目の前の曲を、なんとかするということより、基本奏法に目を向けないと、こういう風に吹いてとは僕は言わない。そうすると、型にはまった演奏しか出来なくなる。舞台の上ではみんな一人だよ。

そして、お客さんに合わせて演奏も変える。よく一人の世界で吹いている人がいるでしょ。『こう吹くものだ。』と決めて吹いているんだ。そんな演奏は聴いていてもつらいよ。

お客さんを見て、お客さんのために吹くのだよ。
と言うことはいつでもどんな風にも演奏できる。そういう奏法を自分自身で見つけなくては。

自由に吹くためには、自分で、どういう風に吹いたときに、どんな音が出るかと言うことを、見つけるんだよ。決まっているようにとか、誰かの言葉を聴いてきて、それに捕らわれて吹いていたのでは難しいよ。」

やはり、基本。先生に会うと、私の必要なものをピタリと見抜かれてしまいます。今からは、また基本に帰ろう。


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