土曜日にドルチェ楽器に行ったのは、楽器の調整のためもあります。
半年に一回、調整会を開いてくれています。2日の予定は、あっという間に埋まってしまうそうです。
私も前回は、逃してしまいました。
今回は、朝から、電話の前に座って1番をとりました。
フルートは、買いっぱなしではなくて、メンテナンスが、必要です。
金属のキーには、油を刺さないといけないし、タンポのフェルトは、絶えず指の圧力にはさらされているので、押されて、低くなってきます。
すると、1つのキーを押して3つのホールを押さえるところが、機能しなくなってきます。キーを軽く押してみて、同時に下りるキーの隙間を見てください。
軽い力でぴったりとふさがっていないと、早いパッセージで音が出なかったり、音程が悪くなってしまいます。
タンポを、カバーしている薄い膜は、羊の腸の皮です。これが、汚れていると、トーンホールにくっついて、離れなくなって音が変わりにくくなります。
また、この皮は破れやすいです。破れたらやはり空気が漏れてしまうので、交換しましょう。
水蒸気が溜まって、タンポを濡れたまま置いておくと、汚れたり破れたりしやすいので、掃除棒で管の中を吹いた後、タンポの水も油紙を挟んで、とっておくことが大切です。その時、軽く押さえるだけで、決してこすったり、キーを押さえたまま紙を引っ張ったりしないでください。
いずれにせよ、タンポは、消耗品なので、小まめにチェックして、不具合があるとすぐに交換しましょう。
そのままで吹いていると、それをカバーしようとして、身体が動いてしまい、へんな癖がついてしまいます。
タンポが、破れていなくても、キーは、バネで動いていて、微妙なバランスで成り立っています。こういう調整会のような機会は逃さず、チェックしてもらいましょう。
私の場合は、他にもちょこちょこ見てもらっています。
しっかりメンテナンスして、いつもいい状態で演奏できるようにしましょう。
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