イモカタバミは、かわいいピンクの花ですが、誰がこの名をつけたのか?根がいものようだから、ということらしいですが、引き抜こうとすると、一本ずつ抜けて、その根は、もやしの先のように、白くてすっと伸びていて、どこが芋なんだろう?
庭の招かれざる客ですが、あまり増えないので、今はそのまま放任しています。
昨夜のお約束。
ジョゼッペ・ノヴァさんのマスタークラス。
20分遅れで参加したので、第一曲目のエネスコの、カンタービレとプレストは途中からです。
38小節目 vedes→cedez のミスプリ。
音楽的なフレーズ、正確な譜読みをすること。後半は、アクセントの位置、スラーの位置に気をつけて。
二曲目は、エラートの30スタディーズの、30番。
capriccio 奇想曲という表題の意味を知ってはじめましょう。
気まぐれ、幼い子どもが、あちこち行ったり、急に止まったりというような、感じ。
初めの4小節がテーマ。4音の変奏になっていますが、テーマの音を見失ってはいけない。テヌートで、演奏しましょう。
フレーズの位置で切って、小節線ではなく。どこからどこまでが、フレーズか、よく考えて。
例えば、var.4は、初めは第一奏者が演奏し、2小節目の頭の音のあとで、第2奏者が演奏しだし、3小節目の頭の音まで、その次にまた第1奏者が演奏、次の小節の頭の後で、第2奏者が引き継ぐ。
第1奏者は、リズミカルで、重々しく、第2奏者はレガートで軽い。と言う風にキャラクターが違います。
var.6は、第1奏者はメロディックで、歌うように、第2奏者は小節の途中、2拍目の2個目の音から、リズミックに。そのパターンを音を変えて4小節続きます。
var.7は、初めの小節はアップビートで、次の小節の頭の音に向かいダウン。2小節目はバスーンのような、やわらかいタンギングで、3小節目はまた同じアップブート。
var.10は、唇の間に舌を持ってくるタンギングで。
3曲目はマルタンのバラード。
これは、全体をミステリアスな音で、初めの8分音符は、スラーを書いてありますが、ボールがはねるように、一音ずつのタンギングがよいそうです。ビートをピアノでとる。
61小節目のフレーズは ミ♭ラ♭ という音をベースに置いて演奏する。
その後の同音の3連符は、同じ色の音になるように。
質問コーナー
新しいフルートを買う時何を基準に選びますか?
音を作ろうとしないで、シンプルな、口の形で、演奏して、比べてみる。
ハーモ二クスを使って、高音と低音が、自由に移動できるかどうか調べてみる。
ウォーミングアップはどうされていますか?
空気の流れを安定させます。例えば、低音から、高音へ演奏していく時、たいていの人は、息を吐きすぎます。
同じ空気の量で吹く練習をしましょう。
舌で押し出して吹いている人がいますが、息をゆっくりと入れ、身体を共鳴できる状態にしておくことが肝心です。
例えば、と吹いて音をだしながら、片手で鼻をつまんだり、はなしたり。それだけで、音がぜんぜん違います。
すべての穴に、空気を入れ、使うことです。
オペラ歌手のように、あごをさげ、口の中を大きくして、音を出しましょう。
舌が、息の流れをさえぎらないような位置を見つけましょう。
イタリアの人らしく、歌心たっぷり。レッスンも、歌いながらのレッスンでした。
モーツアルトの子どもの頃のソナタ、ラリューさんとのデュオのCDを買ってしまいました。
ドニゼッティの欲しかったけれど、売り切れ。残念でした。