ひろの映画見たまま

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映画「英国王のスピーチ」、なんで英国王がアカデミー賞に?

2011-03-04 20:05:58 | Weblog

映画「英国王のスピーチ」は、イギリスのジョージ6世の国王就任時の物語である。

実話に基づいているが、ある程度は脚色してあるという。

たしかに、彼が吃音症だとは知らなかった。

実は、隠されていたようだ。

しかし、ドイツではヒットラーが、ソ連ではスターリンが、活躍した時代。

大英帝国の王が吃音症で、演説ができないとは一大事だ。

で、この映画、その吃音症を、一介のオーストラリア人が治してみせるのだ。

彼は、医師免許も持たず、まして、イギリス人でもない。

そんな彼を、信頼させたのは、彼が発音だけでなく、心理面での開放を心掛けたことだ。

まだ、第二王子だったころから、二人は吃音症改善に努力する。

で、この映画の素晴らしいのは、話が実にわかりやすくかつ説得力のあることだ。

そして、英国王が、実に誠実で、王にふさわしい貫録を有していることだ。

王と吃音治療師の二人の関係が、迫力をもって描かれる。

一本筋の成功物語ではなく、幾度とぶつかり合いながら、信頼していく二人。

それを演じる二人も素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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