あのヘルシンキの「かもめ食堂」が、タイチェンマイへ引っ越した感じ。
もうすこしいえば、京都を舞台にしたマザーウォーターの感じ。
今回は、主な現地人は、少年だけ。
それでも、音と風景がタイなので、熱帯特有のものが。
日本の家庭生活を離れて、気ままに生きたいとタイへ引っ越してきた母親。
彼女を訪ねてきた大学生の娘は、母親の生き方に違和感を持っていたが、
ここで暮らすうちに、そのまったり感を謳歌する。
優しい青年(加瀬亮)も入って、
願いを届ける、凧のような風船のような送り火。
例によって、特別なものはないがやさしい料理が出てくる。