デザートフラワーは、砂漠の花だが、主人公の名前でもある。
この映画、実話をもとに作られた。
ソマリアで生まれ育ったワリスデーリー。
彼女は、FGM(性器切除)。結婚した時、夫に糸を切ってもらう。現在もこの制度は続けられている。
ソマリアの風習で、父と同年代の男との結婚を逃れて、祖母のもとへ逃亡。
親戚をたどってロンドンへ。そこで、家政婦をするが逃げだし、浮浪者に。
知り合った女性がモデル志望。
そんな矢先、有名写真家と偶然出会い。
そこから出世が始まる。
でも、不法滞在ゆえに、偽装結婚をしたり、海外公演ではあわや強制退去になりそうに。
そういった、成功物語の苦労も一面ではあるが、
FGMの問題が重い。
少女時代の回想シーンが鮮烈だ。
そして、FGM反対キャンペーンをする。
主演のリヤケベテが美人で、ファッションショーが楽しい。