実際にあった話をもとに描かれた作品。
朝鮮戦争、同じ民族同士での戦い。
窮地に立った韓国軍は、学生、ついには若い囚人にまで銃を持たせた。
激戦地に主力が注がれ、学生たち71名でその地区を戦い抜いた。
冒頭、まず激しい戦闘シーンで始まる、主人公はまだ新兵で、死にゆく先輩たちの中で右往左往。
そして、学校で攻防戦。
囚人が編入され、兵をまとめられるのか。
初めはなめていた囚人も、敵の攻撃と、戦死者を目の当たりにして、徐々に戦闘員らしくなっていく。
しかし、内輪もめ、だが、リーダーは、果敢にも、力の差のある囚人と闘う。
一方、北朝鮮軍の隊長は、これまた個性的。
一度は学生を逃そうと考えるが、学生の執拗な民族愛に戦う。
学生達には、小銃しかあてられていなかった。
後で、手りゅう弾などが見つかるが、機関銃などは敵からの分捕り品だ。
戦車をはじめ圧倒的な武力の敵に対し、黒沢明の「七人の侍」的な奇襲戦法で戦う。
壮絶な戦闘シーンと、戦の非情さを学ぶ生徒たち。
韓国映画の底力を見る。