2008年の作品。
DVDのいいところは、メイキングとか、舞台挨拶とか、監督のやりたかったことが語られているとこだ。
この映画も、ロッテルダムほかの映画祭に出品されていて、日本映画を世界に広めている。
で、この映画、神主の娘で、東京で結婚するも、離婚して出戻り。家事手伝いをしている。
埼玉の田舎町、神社の祭りにひよこで、ひと儲けしようと現れた若者。
道で出会った二人だが、家に泊めることに。
若者は簡単には祭りに受け入れてもらえず、その間二人は、青春を楽しむ。
だが、昔の夫が現れいったんよりを戻すが、戻る気はない。
まあ、そんな、あまりぱっとしない男女の、日本的な田舎の風景の中での散文。
二人は自然と男女の関係を結ぶが、
祭り当日、出店を断られた男性が暴れだし、
突然二人は駆け落ちする。
だが、……
熊切監督は、こういった男女の機微を自然に溶け込ませて描くのが得意だ。
現代の日本映画で貴重な存在だ。