国を越えて、恋人と会うのがこんなに難しいことなのか。
一方、目の前に彼女がいるのに、懐に入れないもどかしさ。
そんな二つの困難がつむぐ、上質のラブストーリー。
でも現実はつらい。
まず、クルド人の青年、イラクから3か月かけてカレ(フランス、イギリスが目の前)まで来たが、
イギリスにいる恋人に会いに行けない。トラックに乗っての密航はばれて捕まる。
難民を国が拒絶しているからだ。あとは、泳いでドーバー海峡を渡るしかない。しかしそれは至難の業だ。
一方、妻と別れる寸前の男は、水泳のインストラクターをしている。
で、初めは妻に気に入られようとしたボランティア気分で、青年の水泳のコーチを引き受ける。
そして、徐々に一途な青年の想いに惹かれ、難民規制の国の方針を破って青年を助けようとする。
この二人の微妙な関係と、断然拒絶する行政の非情さが描かれていく。
個人の問題と社会の問題が絶妙に絡み合ってドラマは盛り上がる。
決して、ハッピーエンドではないが、ドーバー海峡を泳いで渡るという快挙に挑む青年の姿はすがすがしい。
一方、目の前に彼女がいるのに、懐に入れないもどかしさ。
そんな二つの困難がつむぐ、上質のラブストーリー。
でも現実はつらい。
まず、クルド人の青年、イラクから3か月かけてカレ(フランス、イギリスが目の前)まで来たが、
イギリスにいる恋人に会いに行けない。トラックに乗っての密航はばれて捕まる。
難民を国が拒絶しているからだ。あとは、泳いでドーバー海峡を渡るしかない。しかしそれは至難の業だ。
一方、妻と別れる寸前の男は、水泳のインストラクターをしている。
で、初めは妻に気に入られようとしたボランティア気分で、青年の水泳のコーチを引き受ける。
そして、徐々に一途な青年の想いに惹かれ、難民規制の国の方針を破って青年を助けようとする。
この二人の微妙な関係と、断然拒絶する行政の非情さが描かれていく。
個人の問題と社会の問題が絶妙に絡み合ってドラマは盛り上がる。
決して、ハッピーエンドではないが、ドーバー海峡を泳いで渡るという快挙に挑む青年の姿はすがすがしい。