1962年の作品。小津晩年の作品。60歳で亡くなったというから、今なら早死にだ。
まだ、高度成長が始まったころ。
会社役員なのか、当時は、のんびりしていた。美人秘書がいて、途中で退社して、料亭で、友人と酒を酌み交わす。優雅なものだ。
で、話は、年頃の娘を持つ父親の悩みだ。
面白いのは、学校の恩師が、おちぶれ中華めん屋をやっていて娘を嫁に出せず悔やんでいる。
それを見て、身につまされる主人公。
しかしこの映画よく酒を飲む、それもよく酔っ払うのだ。そして友人との話はかなりエッチだ。当時はこういうおおらかさがあったのかな。
昔は、こうして人情があったね。
独特のタッチの映像にはうならされる。ロウアングル、縦の線による画面のカット。最初は工場の煙突の画面で始まるが、その映像のきれいなこと。まだ、カラー映画の初期なのだが。
それにしても、まあちょっと古風だけど、これが日本らしさというものなのだろう。でてくる人物が皆いい人だ。笠智衆は地だというが、それならできた人物だ。
会話が、江戸弁でちょっと早いが、なれるとけっこういいものだ。テンポだ。
それにおまけだが、岩下志麻がきれいなこと。嫁にやるのはもったいないね。
まだ、高度成長が始まったころ。
会社役員なのか、当時は、のんびりしていた。美人秘書がいて、途中で退社して、料亭で、友人と酒を酌み交わす。優雅なものだ。
で、話は、年頃の娘を持つ父親の悩みだ。
面白いのは、学校の恩師が、おちぶれ中華めん屋をやっていて娘を嫁に出せず悔やんでいる。
それを見て、身につまされる主人公。
しかしこの映画よく酒を飲む、それもよく酔っ払うのだ。そして友人との話はかなりエッチだ。当時はこういうおおらかさがあったのかな。
昔は、こうして人情があったね。
独特のタッチの映像にはうならされる。ロウアングル、縦の線による画面のカット。最初は工場の煙突の画面で始まるが、その映像のきれいなこと。まだ、カラー映画の初期なのだが。
それにしても、まあちょっと古風だけど、これが日本らしさというものなのだろう。でてくる人物が皆いい人だ。笠智衆は地だというが、それならできた人物だ。
会話が、江戸弁でちょっと早いが、なれるとけっこういいものだ。テンポだ。
それにおまけだが、岩下志麻がきれいなこと。嫁にやるのはもったいないね。