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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 三谷幸喜の「ラヂオの時間」

2012-06-21 16:55:53 | 日本映画
1997年作品。

今売れっ子の三谷幸喜映画処女作です。

自らの舞台の話を映画化したものです。

初めてだけに、固いところもありますが、役者がそろっていることもあって、どたばたでありながら、きっちりとまとめた佳作です。

主婦が初めて書いたラヂオドラマが、コンクールで優勝し、有頂天でいるところから話は始まります。

ただ、このドラマ、生放送、故に待ったが効かない。ところが、主演の女優から「役名」が気に入らないとダメ出しが入り、これに応じて主演男優からも。

で、役者に気を使うプロデューサーらが、きりきり舞いして、話を変えていく、話を変えれば、そこここにつじつまが合わなくなり、また変える。

それからはどツボにはまって、きりきり舞い。

効果音が必要とあって、昔効果音を作っていた守衛が登場、手製の効果音を。

ラストで、またまたどんでん返しがあって、とまあ、このように、時間との戦いが緊張感を呼んで、物語も面白くなっていく。

まあ、演劇で役者の扱いに慣れた三谷ならではの扱いだ。

芸能界の裏事情も適当に皮肉っており、納得のいく作品。
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