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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 大林宣彦の「転校生」

2012-06-27 19:21:21 | 日本映画
1982年作品。

大林宣彦の尾道三部作の第一作だ。

中学生、それはまさに思春期。

その時期にあろうことか、男女が入れ替わるというSFものだが、それがかもすおかしさと、苦しみと。ほろ苦い映画になっている。

16ミリ映画から始まった大林らしく、最初は白黒の素人っぽい尾道の生活から始まる。転校してきたもと隣近所の女学生。名前が一字違いなこともあって、仲良くなり、二人で神社に来て、空き缶に気を取られて階段を転げ落ち、男女逆転。そこからカラー映画に。

とりあえず、変わった形でそれぞれの家へ。本当は他人の家だ。というふうに入れ替わったことによるトラブル。さらに男女間の性の問題と、きわどい話題だが、出演している尾身としのりと小林聡美の見事な演技で乗り切っている。

後半は、転身によるいじめなどから、家出をするが、船で、瀬戸内の島へ。ここできれいな尾道、瀬戸内の風景が美しい。

音楽の選曲もよく、物語を引き立てている。

大林監督、尾身としのり、小林聡美の出発点の作品だ。

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