ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」、デンマークの王室秘話です。

2013-05-29 19:14:17 | 映画
おススメ度 ☆☆☆
   歴史もの好き ☆☆☆☆

デンマーク映画。それも、歴史上恥とされる王室スキャンダルもの。

冒頭、王妃の子たちへの遺言から始まる。

さかのぼって、18世紀後半、英国の王女がデンマークの王室に嫁ぐことに。

期待と不安で赴いた、デンマークで迎えてくれた王は、すこし精神に異常が。

頼る人もいない他国の王室、王は一風変わっているとあっては、心の休まる日もありません。

さらに、高度な教育を受けた王妃の音楽や文学に対する受けては、田舎者とあって理解してくれません。

一応子はでき安心ですが、王は浮気者、外遊先で病気が重くなり、主治医が必要となり、選んだのが先進的な思想を持つドイツ人。

このドイツ人医師が王に気に入られ、政治改革に乗りだします。

一方、この医師に、乗馬を教わり、思想本を借り受けた王妃。

やがて二人は、ダンスパーティでダンスを、興奮冷めやらぬ二人はあらぬ恋に。

そこから始まる、二人の恋の行方と、政治の駆け引きが。

淡々と進められる物語だが、不安をよみがえらせながら、次々と起こるアフェイアに映画にくぎ付けとなります。

おまけに美男美女のなさぬ恋に、こちらもときめきます。

そして結末は、歴史にあるように悲劇です。

デンマークにこんな素敵な恋物語があったなんて、

これは、作劇のうまさでしょうか?

医師に扮するのは、今やヨーロッパで人気のマッツ・ミケルセン、ここでも的を射ています。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする