ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ハッシュパピー バスタブ島の少女」、黒人の少女のたくましい演技!

2013-05-13 18:00:43 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

バスタブ島というから南の島かと思えば、アメリカルイジアナ州。川の向こうには工業地帯が。

でも、この映画6歳の少女の語りからすれば、ファンタジーなのだ。自然と環境そんなテーマも予想され、社会の厳しい現実が描かれ、ある意味風刺的でもある。

低予算、若い監督、それらは実験映画を予想させる。

だが、素人俳優の少女とその父。見事な演技。飲んだくれの父親は娘に厳しい。それは自らの命を予感しての厳しさだ。

そして襲ってくる大台風。島は水浸しに。そして父は瀕死に。残された娘は必死に生きるしかない。

海に出て、不思議な体験。それは竜宮城のよう。母親らしき人にも抱きしめられる。

でも、大きな怪獣との格闘シーンで少女は立派に大人になっていた。ある意味宮崎ワールドっぽい。

史上最年少のアカデミー女優賞ノミネートのクワベンジャネ・ウォレス。その自然な演技で、怪獣をもしり込みさせる、力強さ。彼女なくてこの映画はない。
コメント
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