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「累 かさね」、美醜をめぐる人間の業!

2019-04-20 17:29:40 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ドラマ好き ☆☆☆★

キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれた2人の少女を主人公に、美醜をめぐる人間の業を描いたドラマ。

原作:松浦だるまの同名コミック。

伝説の女優を母に持つ淵累は、天才的な演技力を持ちながら、顔に大きな傷がある自身の容姿に強いコンプレックスを抱きながら生きてきた。一方、舞台女優の丹沢ニナは美貌に恵まれながらも花開かず、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。

ある日、累は母・透世に世話になっていたという男・羽生田(はぶた)(浅野忠信)を通じて、ニナと出会う。“美貌”と“才能”、自分の足りない部分を埋めるように導かれ、出会った二人。互いの目的の為、口紅の力を借りて、入れ替わる事を決断する。

だが、若き演出家烏合をめぐって、対立する二人。

そして、累は、二ナの美貌を得て、演劇にのめり込んでいく。

舞台劇「サロメ」をめぐって二人の駆け引き。

累を芳根京子、二ナを土屋大鳳が演じて演技合戦。

とくに、チェーホフの「かもめ」と「サロメ」、舞台稽古から本番へと見事に演じ切った土屋の演技力に脱帽。

演劇的要素が強いので、演劇好きでないとちょっとつらいかも。

ラストに大きなドラマがある。


 

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