おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
三谷幸喜好き ☆☆☆★
三谷幸喜の長編映画監督8作目で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。
予告編で、「記憶にございません」のイメージが強かったが、本編は、記憶喪失の総理を胡麻化そうとする3人の秘書官の四苦八苦。
野党党首の女の色仕掛けがあったり、アメリカ大統領、それも女性が来日ゴルフ大会、官房長官との椅子をめぐっての小競り合いなど、見所満載。
政治ドラマというより、記憶喪失男の悲喜こもごもといったところか。
主演の中井貴一のコメディぶりは、なかなかのもの。
そこここに出てくる役者たちも。癖のある脚本と演出で、生かされている。
ただ、有働由紀子のように一見わからい人も。
ただ、まあ無難なコメディで、映画的に光るものはない。