おすすめ度 ☆☆★
ピンク映画好き ☆☆☆★
2014年製作 R18+
一般映画「紅蓮花」などでも知られる渡辺護監督が、「四十八手」「春画」といった日本特有の官能文化を取り入れた作品として製作に向けて準備を進めていたが、その途中で他界。渡辺監督作で多数脚本を手がけてきた井川耕一郎が、その遺志を継いでメガホンをとった。
第15回ニッポン・コネクション ニッポン・ヴィジョンズ審査員特別賞受賞。CAMERA JAPAN FESTIVAL 2015、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016出品作。
春画“四十八手”のひとつ“宝船”をモチーフとしている。
誠実な30歳過ぎの一夫と、20代後半のうぶな千春は、結婚一年目の新婚夫婦。ある晩、千春が寝言で「たからぶね」とつぶやき、その意味がわからなかった一夫だが、叔父の健次に見せられた官能写真集をきっかけに、「たからぶね」が四十八手あると言われる性行為の体位のひとつであると知る。
さらに、純情そうに振る舞っていた千春が、結婚前から健次と通じ合っていたことが発覚。一夫は健次の妻・敏子と結託し、それぞれのパートナーに仕返しを計画するが……。
四つ巴の恋愛話。セックスシーンもふんだん。
ただ、残念ながら、大きなぼかしが入って、AVに負けている。
愛田奈々主演。
まあ、ピンク映画の王道だろう。今活躍の監督たちが、この映画に賛辞を寄せている。