おすすめ度 ☆☆☆☆
2009年製作
クリント・イーストウッド監督作品
1994年、南アフリカ初の黒人大統領となったマンデラは、アパルトヘイトによる人種差別や経済格差をなくし、国をまとめるためには、95年に自国で開催されるラグビーワールドカップでの優勝が必要と感じ、チームを応援する。
インビクタスはラテン語で、英語では、invincible「不屈の、征服できない」にあたる。
30年間、政治犯として南アフリカ沖のロベン島の牢獄に捕らわれていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)、釈放され(1990年)、大統領に選出され(1994年)、ラグビー・ワールドカップ開催国の大統領として大会を迎える(1995年)。
当時、白人と黒人は、別々にプレイしていた。
マンデラは、このラグビーを通して、白人、黒人の差をなくし、平等な社会を目指した。
自国で催した世界選手権で優勝するという、奇跡ともいえる活躍は、まさにクリントンにうってつけの題材。
淡々とドキュメント風に描くクリントン節だ。
後半は、ラグビーの試合風景だが、試合よりむしろ、大統領、Sp,家族たちと観客目線だ。
一方で、試合の盛り上がりも欠かさない。
エンドロールで、マンデラや実在の選手たちの姿が流される。