おすすめ度 ☆☆☆★
Netflix 鑑賞
イギリス・イタリア・アルゼンチン・アメリカ合作
仏教国日本では、やはりキリスト教は、遠い存在だ。
それもローマ教皇という、権威の存在の映画、まあちょっと、取っつき難い映画。
だが、この映画は、実在の教皇のエピソードを、二人の会話と、儀式などを交えて、興味のあるものになっている。
2012年に当時のローマ教皇だったベネディクト16世と、翌年に教皇の座を受け継ぐことになるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿の間で行われた対話を描いたNetflixオリジナル映画。
カトリック教会の方針に不満を抱くベルゴリオ枢機卿は、ベネディクト教皇に辞任を申し入れる。しかし、スキャンダルに直面して信頼を失っていたベネディクト教皇はそれを受け入れず、ベルゴリオをローマに呼び寄せる。
世界に10億人以上の信徒を擁するカトリック教会の未来のため、対話によって理解しあっていく。
ベネディクト16世役にアンソニー・ホプキンス、ベルゴリオ役に「天才作家の妻 40年目の真実」のジョナサン・プライス。
二人の名演によって、映画は引き締まっている。