おすすめ度 ☆☆☆
台湾映画 R15+
第56回金馬奨で最優秀新人監督賞など5部門を受賞。
2017年に発売された台湾の大ヒットホラーゲーム「返校」を実写映画化。
1962年、台湾では中国国民党による独裁政権のもと、市民に相互監視と密告が強制されていた。
時制をシャッフルしたような作りは最初ちょっととっつきにくい。とくに三部構成の第一部「悪夢」はまさしく悪夢そのもので理路整然としたところがないので戸惑う。夢が順序だっていないように映画もここでは自由自在に恐怖映像が展開されていく。
原作がホラーゲームであるため、現実世界の出来事と現実世界と関連した悪夢のような別世界での出来事が交錯する構成になっており、悲しく切ない物語に浸る体験と恐怖感を楽しむ体験を両立させてくれている。
すなわち、恋愛映画の様相も。