ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「空白」、娘を交通事故で亡くし、荒れ狂う父親!

2022-01-19 18:05:52 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆★

PG12

これはまさに演技合戦と、丁寧な脚本に軍配。

万引きをした娘が交通事故で死亡。二重事故で、死体は見る影もない。

娘とふれあいの少なかった父親だが、俄然、万引きで追いかけ死に追いやったスーパーの店長といじめを受けたかもしれない学校の教師たちを罵倒する。

一方、報道合戦で、店長は追い詰められていく。

さらに、最初の事故の運転手(女性)は、謝罪を重ねる。

本当にありそうな事件を描いて、それぞれの登場者に息吹を与えた脚本は、端役にまで目配りした丁寧さ。

父親を演じる古田新太渾身の力演で、ラスト、怒りを謝罪に変えて、やさしさを見せる。

反転するこの演出に涙する。(根本は解決しないけど)

監督脚本吉田恵輔。店長役に松坂桃李。

 

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「グッドモーニング,ベトナム」、武器を持たないベトナム戦争!

2022-01-19 16:17:50 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHKBSプレミアム上映映画 1987年製作 

ある1人のDJの姿を通してベトナム戦争を描いた、バリー・レビンソン監督による傑作ヒューマンドラマ。

1965年、アメリカは「反共南ベトナムへの支援」を名目にベトナムに兵を送り込み続け、戦況は拡大の一途を辿り、サイゴン市内でもベトコンによるテロが頻発するようになっていた。

その様な状況下で、軍サイゴン放送局の局長・テイラー准将は、兵の士気高揚のため、クレタ島から一人の人気DJを呼び寄せる。エイドリアン・クロンナウア空軍上等兵(ロビン・ウィリアムズ)である。

前半は、このナイスなDJの活躍ぶりが紹介される。(字幕では、とらえきれないし、アメリカジョークも苦手で、退屈)

かなりきわどいジョークの連発で上司の反発を食らう。

中盤からは、目を付けたベトナム人女性に粉かけまくりの恋愛沙汰。

農村にまで出かけるが、ベトナムの当時の農村の姿が描かれ新鮮。

反戦映画の様相も呈するが、それがメインではない。

なんといっても、ロビンウイアムズの好演が一番の見どころ。

 

 

 

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