
おすすめ度 ☆☆☆★
名優トム・ハンクスが町一番の嫌われ者の男を演じ、孤独だった男が隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。
スウェーデン発のベストセラー小説を映画化。
オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい……。それが《オットーという男》。
そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も……。世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく――。
人は誰かに支えられて生きている。失くしたものが大き過ぎるから悲しみに引きずられ周りの優しさや気遣いが見えなくて土足で人の心に踏み込まれたと拒絶してみてもただ自分も誰かに話を聞いて欲しかっただけだった。生きる事は辛いでも幸せは周りに沢山ある。世の中は意外と温かい。
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