
おすすめ度 ☆☆☆★
1986年にレバノンのベイルートで韓国人外交官が拉致された事件を元ネタに、アクション・エンターテイメント映画に仕上げた作品。外交官は21ヶ月後に解放された。ソウル・オリンピックを控えた忙しい時期で、全斗煥政権の頃、軍事政権で国家安全企画部の力が強く、なにかと押され気味の外交官が、土壇場の底力を見せた。
孤立無援の救出ミッションが始まる
レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。
彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、現地に降り立つや否や大金を狙った武装組織に襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われる。
金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させることにしたミンジュン。奇妙な協力関係で結ばれた二人は、時にぶつかり、互いを認め合いながら戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが…。果たして二人は捕らわれた外交官を無事に救うことができるのか?
モロッコの街並みを生かしたカーアクションや派手な銃撃戦もかなり見所だけど、どのシーンも迫力がある。
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