おすすめ度 ☆☆☆★
フィンランド・ロシア・エストニア・ドイツ合作
第74回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。
フィンランドの新鋭ユホ・クオスマネンが、同国の作家ロサ・リクソムの小説を基に撮りあげた長編第2作。
1990年代のモスクワ。フィンランドからの留学生ラウラは恋人と一緒に世界最北端駅ムルマンスクのペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定だったが、恋人に突然断られ1人で出発することに。寝台列車の6号客室に乗り合わせたのはロシア人の炭鉱労働者リョーハで、ラウラは彼の粗野な言動や失礼な態度にうんざりする。しかし長い旅を続ける中で、2人は互いの不器用な優しさや魅力に気づき始める。
はじめ粗野だったロシアの青年。やがて恋心を抱くように。
フィンランド語で「愛する」はなんというか聞かれて、「くたばれ」と答えた。それが後で効いてくる。
雪国を走る寝台列車。長距離のため一晩駅に泊まることも。ロシア青年の知り合いの家に行く。
また、途中から乗り合わせてきた青年にビデオカメラを盗まれてしまう。
そして、目的のペトログリフにロシア青年に連れて行ってもらう。
この旅のなんと豊かなことか、そして恋も芽生えて最高のセレナーデだ。
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