おすすめ度 ☆☆☆★
製作ノルウェー 劇場未公開
第二次世界大戦で北欧三国は対照的な運命に至った。フィンランドはソ連との「冬戦争」、スウェーデンは永世中立を守り、ノルウェーはナチスドイツに占領された。そのノルウェーのレジスタンスの物語。
1943年、ナチス占領下のノルウェーで任務に当たっていたレジスタンス活動家たちが捕らえられ、処刑された。ひとり生き残ったジャンは追跡を逃れるためスウェーデン国境を目指すが、極寒の雪山での逃避行は想像を絶するものだった。一方、ナチス将校カートはジャンを捕らえるべく広大な山を包囲し、執念深く追跡する。もはやジャンに逃げ場は残されていなかった―
衝撃の事実を元にリアルに描いたスリリングな大作!
映画は戦争アクションではなく、ボールスルドの逃避行を描く。上陸の銃撃戦で右足の親指を吹き飛ばされてしまったボールスルドは、最初からハンデを背負ってしまった。しかも厳寒のノルウェー。
ゲシュタポのクルト・シュターゲ将校は、甘い現場を叱りつけ、逃げた男がヤン・ボールスルド中尉だと特定した。彼は逃走したノルウェー兵を逃したことはない実績を誇る。
右足の欠損した親指跡から壊疽が始まる。ボールスンドは歯に布を咬ませただけで、自らナイフで切除する。このシーンは凍り付く。
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