おすすめ度 ☆☆☆★
SF映画好き ☆☆☆☆
NHK BS プレミアム 鑑賞 1982年製作 PG12
ジョン・カーペンター監督が、ハワード・ホークス製作の古典的名作「遊星よりの物体X」をリメイクしたSFホラー。
極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、宇宙から飛来した生命体に襲われる観測隊員たちの恐怖を描いた。
一匹の犬がアメリカの観測隊基地に現れるが、犬の正体は10万年前に宇宙から飛来し、氷の下で眠っていた生命体だった。生命体は接触した生物に同化する能力をもっており、次々と観測隊員に姿を変えていく。
そんな状況下で、隊員たちは次第に相手が生命体に同化されているのではないかと疑心暗鬼に包まれていく。
サスペンス描写もさながら、やはり一番の見どころはエイリアンに侵された者たちが変態する際の、ロブ・ボーディンによるグロテスクな特殊メイクの数々で、それは一度観たら夢に出てきそうなほどのおぞましさである。巨匠エンニオ・モリコーネの無調をベースとした音楽も緊迫感を否応なく高めているのがいい。
SF映画の金字塔。
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