おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
渾身の大作 ☆☆☆☆★
R15+
第96回アカデミー賞では同年度最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門で受賞を果たした。ゴールデングローブ賞でも、作品賞、監督賞、主演男優賞ほか受賞。
映画自体はかなり難解、というのも話が前後し、また、原子爆弾という科学的にも難解だからだ・
だが、それにもかかわらず、3時間の長尺にもかかわらず、最後まで、飽くことない。
眠くなるころに、全裸男女の登場であったり、突然の爆音で目覚める。
後半は、原爆の恐ろしさを実感したことから、一転水素爆弾などの拡大に反対し、推進派と争うことになる。
日本を仇にし、多数の死傷者を出した原爆。
アメリカのおごりにおののくが、オッペンハイマーが反戦に回ることで、緩和される。
目をそむけたくなる言説もあるが、日本での上映に踏み切った面々に感謝したい。
最近良質の映画が少ない中、圧巻の興奮をもたらす本映画の登場は拍手ものだ。
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