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おすすめ度 ☆☆☆★
全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。
この物語は、ひたすら、主人公の女性カイア(キャサリン)の孤独(人間社会との完璧なまでの没交渉)と、自然との共生を語りたおす。本作の本質はそこにある。
学校にも行かせてもらえず、たった独りの力で湿地の花や虫や鳥たちと共に生きてきたキャサリン。まだ幼い時に社会から断絶されてしまったキャサリンは、本来なら庇護されるべき存在だ。
しかし時に人は哀れな境遇にいる人間を残酷なまでに蔑み、排除しようとする。
美しい自然と、寂しい美女の物語。
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