ひろの映画見たまま

映画にワクワク

レスラー

2009-06-17 16:14:23 | 映画
たまたま隣に座ったおばさんが、プロレスファンなのか

映画の途中に、感情移入して声援を発した。

それほど、プロレスを面白く描いている。

八百長というか、相手選手との試合の段取りの打ち合わせ、

自らの額を剃刀の刃で切って、傷を大きく見せるなど

裏の事情まで描いて面白い。

だが、プロレス一筋に生きた男の

家庭の不幸、娘に嫌われ、

せっかく、仲直りしかけたのに

娘のことをほったらかして、自分を生きるだらしなさ。

それが、結局、彼の孤独を一層引き立たせてしまう。

最後、なじみのストリッパーに恋を打ち明けられるが

自らの人生を生きる。

老いたレスラー、だが、その舞台は華やか、

人生の最高は何なのか、考えさせてくれる。

ミッキーロークははまり役だ。

決して老残だけではない。

スーパーの売り子をしていてぶち切れるバイタリティー。

病を得てもなお、レスラーとして生きようとする

男の姿に改めて感動を覚える。

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