「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」、マルチバースとカンフーで世界を救え！

おすすめ度　☆☆☆★　劇場鑑賞

ただし、訳が分からん映画　☆☆　かも

何しろぶっ飛んでいる。

普通のおばさんが、マルチバースに突っ込んでいくとき、あ～～！　大声で叫んでしまった。

まさにぶっ飛んだ映画。

経営するコインランドリーに監査が入り、私的使用を指摘され、帳簿の作り直しを要求される。

同席していた夫が急変、「別の宇宙（ユニバース）から来た」という夫のウェイモンドに感化されマルチバースの世界へ。

そこで急に強くなったエブリンが、救世主となってカンフーでやたらとアクション。

第二幕は、娘がレズの恋人とやってきて、これに反発する爺さんも絡んで、大アクション。

果ては原世紀というか、石になった人間が、愚かな争いを繰り返す人類を皮肉る。

少し、飽きてきて眠くなると突然マルチバースへ。一気に目覚めて映画の世界へ。

まさに、映像の速射砲。

ミシェル・ヨーと1980年代に子役として「インディ・ジョーンズ　魔宮の伝説」「グーニーズ」などに出演して人気を博し、本作で20年ぶりにハリウッドの劇場公開映画に復帰を果たしたキー・ホイ・クァンの二人に圧倒される。

アカデミー賞１０部門、１１ノミネートもうなずける。