人生日訓(649)
「ベテランは失業せず」
月給、金というものは、一つの能力に対する反対給付に過ぎない。
根本の能力を身につけることが入社した根本の目的だということ
を飲み込ませてほしい。この世の中には、もぐり(素人)にはご
飯を食べさせぬようにできている代わりに、その道の玄人、ベテ
ランは一生涯失業せぬように、世間の目が光っている。たとえ、
停年で辞めても、その人物がベテランなら、世間が黙ってはいな
いのである。打ち捨てては置かないのである。そうした、この世
の中になくてはならぬ人物になるためにこそ入社したのである。
歳時記
穀雨
4月20日。 および立夏までの期間。 太陽黄径30度 清明から数えて15日目頃。 春季の最後の節気。春雨が百穀を潤すことから名づけられた もので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。この時 季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、 降雨量が多くなり始めます。 「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りる こともなくなる」という言葉があるように、南の地方ではト ンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。 変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まっ てきます。 昔から、この日を田植えの準備をする目安にしているようです。 穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。 |
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4月から咲く花「枳殻(からたち)」
開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。 ・「唐橘(からたちばな)」の略。 中国や朝鮮から渡来した橘の意。 ただし、 「百両」で知られる唐橘とは 全く別のものです。 ・生け垣に使われることがある。 ・枝に大きいトゲがある。 さわると痛いよ。 (気をつけましょう) ・島倉千代子の歌 「からたち日記」。 ・別名 「枳殻(きこく)」 ・英名は 「オレンジ・ジャスミン」 ・「からたちの 棘原(うばら)刈り除(そ)け 倉立てむ 屎(くそ)遠くまれ 櫛(くし)造る刀自(とじ)」 万葉集 忌部首(いみべのおびと) 「からたちの 垣にも春は 待たれけり」 今泉恒丸 (こいずみつねまる)
(季節の花300より)