先日回覧された5月度西洗自治会役員定例会議事録を読んだら、自治会長が、自治会が保有する初期消火設備について、「スタンドパイプ式初期消火器具への切り替えの要望が出ている。6月4日の(西洗防犯)防災委員会で検討する」と言ったと記録されていました。
西洗自治会が保有する初期消火設備は全部で8基あります。そのうちの7基が、初期消火箱に入っています。すべてがスタンドパイプ式です。そのことは会員名簿の最後のページについている災害時助け合い地図に明示されています。
西洗火消しの会は、初期消火訓練で住民にスタンドパイプを使って訓練を施しています。
この地図にのっていない設備に、可搬式初期消火設備があります。これは西洗公園防災倉庫に1基入っています。これもスタンドパイプ式です。(注)この設備が保管されている防災倉庫の鍵は自治会の防災関係役員と西洗火消しの会幹部しかもっていません。火災が発生したら鍵を持っている人はすぐ防災倉庫を開錠することが必要です。(訂正)可搬式初期消火設備は現在自治会館防災倉庫に入っています。西洗公園防災倉庫がいっぱいになり、移したとのことです。
つまり西洗自治会が保有する初期消火設備はすべてスタンドパイプ式です。
町の防災は非常に重要です。特に自治会役員は、一年交代とはいえ、自治会の防災能力について正しい認識を持っていることがだいじです。
なお、日限山4丁目は消火栓がマンホール式(地下式)になっています。マンホールの鉄の蓋を開けるのが大変です。自治会長は、消火栓を「スタンドパイプ」に切り替えることについて言ったのでしょうか。給水部分とホースが一体になった設備は"Standpipe with Hose System"と呼ばれることがあります。たとえば、南舞岡では、ところどころに初期消火箱の中に給水部分とホースが一体になったものを収めたものがあります。施設内初期消火設備はこのタイプのものが多いと思います。ホースは折りたたむように箱のなかに収納されています。ホースを何本か用意しておけばつなげて長くすることが可能です。日限山4丁目には地下式消火栓は30以上あると思います。地下式消火栓を地上式にし、さらに各消火栓にあらかじめホースをつないでおくと、「スタンドパイプ」になります。